生麦を散歩しました
- 更新日: 2019/04/09
気が付けば、よくわからない場所にいる。
今日は神奈川県・生麦駅へ、やって来ました。
「子安・新子安・京急新子安」と群れる子安ゾーンのすぐ北にある生麦。
生麦駅の上りホームから改札へ向かう。
改札内には京急とキリンがコラボした自動販売機があったりして楽しい。
流石キリンビールのお膝元。
二階の改札を抜けて西口側の歩道橋から見下ろす。
階段を降りて出現したふみきり歯科。ここまで率直な名前もそうそう見ない。ふみ切ってる。
見ての通り、ふみきりに囲まれた「ふみきり歯科」手前から京急線・貨物線。
その先には湘南新宿・東海道・京浜東北線に横須賀線の線路も控えている。
でもこうして見るとふみきり歯科の看板が赤い所に京急シンパを感じるな。
赤いよ赤い、京浜急行は赤い。
特に何も考えてはないけれども、駅前通り経由で東口をなんとなく歩く。
束ねられたネットが可愛げ。
町中華・串焼き屋・立ち飲み屋とよくありそうな建物に見えながらも、
よくよく見ると、装飾の色カタチ共に超凝ってる。
一方、逆側の面は元のナチュラルな色味を生かすスタイル。
しかしいい感じのモダンさというか、タダモノではない建物な気がする。かつては富豪のお屋敷だったのだろうか。謎が謎を呼ぶ。
国道15号沿いに出てきました。みんな大好き温泉銭湯の朝日湯温泉さん。
宮造りの良い佇まい。
ちなみに朝日湯さんのお湯は、大田区から川崎~横浜辺りで多く見られる真っ黒な源泉。しかし見た目によらず匂いはあっさり。いいお湯でした。
ここの温泉を目的地にしてでも、生麦にはまた立ち寄りたい。
銭湯の隣によくある年季の入ったコインランドリーが好き。
ひとり佇んでいると、いつだって自由になれそうな、リュックひとつでも生きていけそうな、そんな錯覚をしてしまう。
あとは引き戸に貼ってある、アパート入居者募集の貼紙もいい。
軽はずみに、ちょっくら入居してしまおうかしら!
大黒町入口交差点から夕陽と逆の方向を向くと、奥にとぐろを巻く巨大な透明物体が見えてきた。
何だろうかと調べてみたら、コレは生麦ジャンクションというものらしい。
とぐろを背に酔わす女。甘噛み。
巨神兵の親戚がコチラを見つめている。
生麦ジャンクション。あっ!すごくかっこいい。
子どものころ遊んだトミカのコースに、こういうのあったっけ。
ジャンクションに圧倒されて立ちつくしていると、あ、危ない。
コイツはメデューサだ。人間を石化させてしまう蛇の化け物だ。
ウロコの目に睨まれると、手足が少しずつ棒のように固くなっていき、やがては模型の中の安っぽい人形になってしまいそうだ。
だがココでひるんではならない。
車の運転音や排気ガスの匂い、顔に吹きつける冷たい風に感覚を研ぎ澄ませ「自分は人間なんだ」と言い聞かせる事で自我を保つ。
あ、でもほら。動かないと体も冷える。人間だから歩いていこう。人間合格!
通りの右側に細長く続く生麦貝ノ浜緑地。
その遊具広場にある、船を模した公園遊具。
横浜の辺りは、よその町に比べて船を模したかたちの公園遊具に遭遇する事が割と多い。ハマっ子の洗脳教育だ。
水辺に近い公園でワニ。
少し物騒だなあと思ったら鶴見区のマスコットキャラだった。人間に飼いならされたワニ。
しかし見よ!この圧倒的細長さ。
南米にあるチリ共和国を思わせる。チリにワニが泳いでいるかは知らないけれど。
相撲を取るには陸地部分がせり出し過ぎてるかな。
朽ちかけの余生。
町で掲示板を見かけると、気になってつい読んでしまいつつ、なまちく!
特に深い意味はないけれども、埼玉県行田市の行田(ぎょうだ)中学を略して「ぎょうちゅう」と呼んでしまうみたいなアレ。
貝殻広場!とても気になるネーミング。行こう。
生麦貝ノ浜緑地から他の通りへ歩いていたけれども、おもしろそうな予感に身を委ねて、再び水辺に向かう。
鶴見川!小型船!
鶴見川沿いを歩いていたら、眼下に貝がらの小さな干潟が現れた。
ただ貝がらと言っても干潟の貝がらには、整然と並ぶ標本のような美しさや、らでん細工のような輝きがあるわけでもなく、踏み尽くされた白い貝の殻が足元に堆積しているだけのものだった。本当にただの貝殻。
調べてみるとこの貝がらたちは、江戸の昔からこの辺りに住んでいた漁民が採れた貝をむき貝にして、店頭に並べたり行商に回ったりしていた、生計の跡で生活の跡らしい。
人間が生きるってそういう事か。あさりのパスタは最後の汁まで美味しいけれど、パスタ皿には殻が残るしね。
左から貝殻浜に鶴見川。そして夕陽に照らされ、黄金色に輝く対岸の建物。
こんな場所にいたら、水切りだってしたくなるし、大人になれば物思いにも耽りたくなる。
……けど、日没前に駅を挟んだ反対側にも行きたいな。往路とは違う道を選びながら、生麦駅の方向に戻ろう。
看板の文字がパッと見では読めなかったのだけれども、これで「魚河岸<うおがし>」と読むようだ。
通りには魚屋さんや魚に関するお店が多く、刺身のツマを売るお店まであった。
そして後日、生麦の魚河岸通りについて町の物知りに聞いた話では、戦後の混乱期には、さっきの貝殻浜で採れたむき貝を売るお店が繁盛をしていたり、それより少し後の時代だと、お寿司屋さん向けに寿司ダネを販売するお店が繁盛していたらしい。ほほぅ。
「猫ならこの路地をどう歩くのだろうか」と考えていたら、遠目に猫が現れた。よく見ると猫。
アニメなら唐突に猫が人間の言葉で喋りだし、変身アイテムを渡される流れ。セーラームーンの第一話辺りでありそうなエピソード。
しかし猫に近寄ろうとしたら、簡単に逃げられてしまった。意思の疎通はなされなかった。
生命力。
愛らしい。
そこの中村さん、看板の屋号を再利用してるヤツだな。
きっと看板を撤去するよりも、使わない文字を白塗りする方で、業者から安く見積もりが上がってきたんだろうな。
飲みたい気持ちをグッと抑えつつ、この道の先には生麦駅がある。
ここから日没のタイムリミットまでは、一時間ほどの猶予があるだろうか。
再びいくつかのふみきりを渡り、今度は生麦駅の西側へ。
細道。帰宅する人の背中からこの町の日常を感じつつ、いざ町の深みへ潜っていく。
たぶん開かずのシャッター。開かずのシャッターはもはや壁。
くりーにんぐ
町の美人に目を奪われがち。
横浜市内のバス停でたまに見かける便利屋のベンチ。市内でたまに見かけませんか。
町中華の看板。下段中央のレゲラーとんかつ。レゲラー!この表記は初めて目にした。中華だけど下町言葉っぽさもある。
あとは上段に並ぶ、グッドランチ(おすすめ)とベストランチ。どちらが良品なのか。
英語を信じるならベストが一番のはずだけれども、ベストを超えるグッド(おすすめ)ってなんだろう。
あ、いや、好きな方を選べばいいだけの話だけれど。
それからね、むかし九州にあったウィズンって弁当屋の「のりタルDX弁当」ってのが、私は好きだったね。
好き過ぎて弁当の蓋に貼ってある丸いシールを、授業ノートに貼って集めてた。「特」とかそんなんじゃないの。デラックス。
あとウィズンはタルタルソースが自家製で美味しく、常温保存品には無い、玉ねぎ感が伝わる美味しさで……って脱線しましたね。
おまわりさんはサイキッカー。
背負うものが重い。
生麦の住宅街。気付けば私は夕方の住宅街にほどよく吸い込まれていた。
色・カタチ・電線・ゆるやかな上り坂とカーブ。
真っ直ぐな道は爽快だけれども、カーブで先が少し見えない道というのもまたいいもんで、その先見たさが歩きたい欲をそそってくる。
でも歩き続けていたら、国道1号線に突き当たったので、駅へ引き返そう。
あっ!
このカーブミラー、メッチャパリピ。
ゆるやかな坂を下って、後ろを振り返ると、少し不穏な立ち木が見えた。
煙のようにも見える立ち木は、気が付くとどこかの宙を舞っていそうだ。
要は酔っぱらいながら撮影した写真たち。
炎の炭火焼き。「火」がいくつあるのだろう。火の手が上がり過ぎ。
アルファベットのKと見せかけて、バタフライ泳法をしていたらプールの壁に頭をぶつけた人の絵かもしれない。
往路で見つけた例の建物。
町中華・串焼屋・立ち飲み屋と並ぶ中で、一番の老舗に見えた真ん中の串焼屋さんに入っていっぱいひっかけてた。
扉を開けると赤いL字のカウンターがあった。内部から少し不思議なつくり。
そして串焼き片手に、気になっていたこの建物の事も聞いてみた。
この建物は戦後、ある土建屋さんが建てたもので、手前から土建屋の社長室・事務所・職人の詰め所として使われていたと聞いた。
つまりこの串焼屋は土建屋の元事務所スペースという事か。そして今私は時空を超えて背徳のオフィス飲酒を行っている。
また他にも生麦の事を色々聞きつつ、肝心の焼き鳥も美味しかった。
私のおススメはぼんじりと手羽!
枯れてる。
割れてる。
そして例のワニ。
あと生麦の不思議な所として、駅周辺に歯医者がやたらと多い。
駅の西口には、歯医者を一軒挟んでまた歯医者。という並びがあり、東口には「右の建物とお間違えないようお願い致します」という注意書きを出す歯医者もあった。歯医者の入ったビルが隣あっているのだ。 そしてふみきりすぐには冒頭でも紹介した、ふみきり歯科。 歯医者選びたい放題。
生麦に歯医者が多い理由。町の飲み屋では「鶴見大学の歯学部が近くにあるからではないか」という説を聞いた。鶴見の大学を出た歯科医がこの辺りに居つく、ありうる話だ。実際どうかは知らないけれど。
またふみきりの前に戻ってきました。
生麦駅。楽しかったな。また来ようかな。
「子安・新子安・京急新子安」と群れる子安ゾーンのすぐ北にある生麦。
生麦駅の上りホームから改札へ向かう。
改札内には京急とキリンがコラボした自動販売機があったりして楽しい。
流石キリンビールのお膝元。
二階の改札を抜けて西口側の歩道橋から見下ろす。
階段を降りて出現したふみきり歯科。ここまで率直な名前もそうそう見ない。ふみ切ってる。
見ての通り、ふみきりに囲まれた「ふみきり歯科」手前から京急線・貨物線。
その先には湘南新宿・東海道・京浜東北線に横須賀線の線路も控えている。
でもこうして見るとふみきり歯科の看板が赤い所に京急シンパを感じるな。
赤いよ赤い、京浜急行は赤い。
なんとなく歩く
特に何も考えてはないけれども、駅前通り経由で東口をなんとなく歩く。
束ねられたネットが可愛げ。
町中華・串焼き屋・立ち飲み屋とよくありそうな建物に見えながらも、
よくよく見ると、装飾の色カタチ共に超凝ってる。
一方、逆側の面は元のナチュラルな色味を生かすスタイル。
しかしいい感じのモダンさというか、タダモノではない建物な気がする。かつては富豪のお屋敷だったのだろうか。謎が謎を呼ぶ。
国道15号沿いに出てきました。みんな大好き温泉銭湯の朝日湯温泉さん。
宮造りの良い佇まい。
ちなみに朝日湯さんのお湯は、大田区から川崎~横浜辺りで多く見られる真っ黒な源泉。しかし見た目によらず匂いはあっさり。いいお湯でした。
ここの温泉を目的地にしてでも、生麦にはまた立ち寄りたい。
銭湯の隣によくある年季の入ったコインランドリーが好き。
ひとり佇んでいると、いつだって自由になれそうな、リュックひとつでも生きていけそうな、そんな錯覚をしてしまう。
あとは引き戸に貼ってある、アパート入居者募集の貼紙もいい。
軽はずみに、ちょっくら入居してしまおうかしら!
生麦ジャンクション沿いを歩く
大黒町入口交差点から夕陽と逆の方向を向くと、奥にとぐろを巻く巨大な透明物体が見えてきた。
何だろうかと調べてみたら、コレは生麦ジャンクションというものらしい。
とぐろを背に酔わす女。甘噛み。
巨神兵の親戚がコチラを見つめている。
生麦ジャンクション。あっ!すごくかっこいい。
子どものころ遊んだトミカのコースに、こういうのあったっけ。
ジャンクションに圧倒されて立ちつくしていると、あ、危ない。
コイツはメデューサだ。人間を石化させてしまう蛇の化け物だ。
ウロコの目に睨まれると、手足が少しずつ棒のように固くなっていき、やがては模型の中の安っぽい人形になってしまいそうだ。
だがココでひるんではならない。
車の運転音や排気ガスの匂い、顔に吹きつける冷たい風に感覚を研ぎ澄ませ「自分は人間なんだ」と言い聞かせる事で自我を保つ。
あ、でもほら。動かないと体も冷える。人間だから歩いていこう。人間合格!
通りの右側に細長く続く生麦貝ノ浜緑地。
その遊具広場にある、船を模した公園遊具。
横浜の辺りは、よその町に比べて船を模したかたちの公園遊具に遭遇する事が割と多い。ハマっ子の洗脳教育だ。
水辺に近い公園でワニ。
少し物騒だなあと思ったら鶴見区のマスコットキャラだった。人間に飼いならされたワニ。
しかし見よ!この圧倒的細長さ。
南米にあるチリ共和国を思わせる。チリにワニが泳いでいるかは知らないけれど。
相撲を取るには陸地部分がせり出し過ぎてるかな。
朽ちかけの余生。
町で掲示板を見かけると、気になってつい読んでしまいつつ、なまちく!
特に深い意味はないけれども、埼玉県行田市の行田(ぎょうだ)中学を略して「ぎょうちゅう」と呼んでしまうみたいなアレ。
貝殻広場!とても気になるネーミング。行こう。
貝殻広場に向かう
生麦貝ノ浜緑地から他の通りへ歩いていたけれども、おもしろそうな予感に身を委ねて、再び水辺に向かう。
鶴見川!小型船!
鶴見川沿いを歩いていたら、眼下に貝がらの小さな干潟が現れた。
ただ貝がらと言っても干潟の貝がらには、整然と並ぶ標本のような美しさや、らでん細工のような輝きがあるわけでもなく、踏み尽くされた白い貝の殻が足元に堆積しているだけのものだった。本当にただの貝殻。
調べてみるとこの貝がらたちは、江戸の昔からこの辺りに住んでいた漁民が採れた貝をむき貝にして、店頭に並べたり行商に回ったりしていた、生計の跡で生活の跡らしい。
人間が生きるってそういう事か。あさりのパスタは最後の汁まで美味しいけれど、パスタ皿には殻が残るしね。
左から貝殻浜に鶴見川。そして夕陽に照らされ、黄金色に輝く対岸の建物。
こんな場所にいたら、水切りだってしたくなるし、大人になれば物思いにも耽りたくなる。
……けど、日没前に駅を挟んだ反対側にも行きたいな。往路とは違う道を選びながら、生麦駅の方向に戻ろう。
看板の文字がパッと見では読めなかったのだけれども、これで「魚河岸<うおがし>」と読むようだ。
通りには魚屋さんや魚に関するお店が多く、刺身のツマを売るお店まであった。
そして後日、生麦の魚河岸通りについて町の物知りに聞いた話では、戦後の混乱期には、さっきの貝殻浜で採れたむき貝を売るお店が繁盛をしていたり、それより少し後の時代だと、お寿司屋さん向けに寿司ダネを販売するお店が繁盛していたらしい。ほほぅ。
「猫ならこの路地をどう歩くのだろうか」と考えていたら、遠目に猫が現れた。よく見ると猫。
アニメなら唐突に猫が人間の言葉で喋りだし、変身アイテムを渡される流れ。セーラームーンの第一話辺りでありそうなエピソード。
しかし猫に近寄ろうとしたら、簡単に逃げられてしまった。意思の疎通はなされなかった。
生命力。
愛らしい。
そこの中村さん、看板の屋号を再利用してるヤツだな。
きっと看板を撤去するよりも、使わない文字を白塗りする方で、業者から安く見積もりが上がってきたんだろうな。
飲みたい気持ちをグッと抑えつつ、この道の先には生麦駅がある。
ここから日没のタイムリミットまでは、一時間ほどの猶予があるだろうか。
西口を歩く
再びいくつかのふみきりを渡り、今度は生麦駅の西側へ。
細道。帰宅する人の背中からこの町の日常を感じつつ、いざ町の深みへ潜っていく。
たぶん開かずのシャッター。開かずのシャッターはもはや壁。
くりーにんぐ
町の美人に目を奪われがち。
横浜市内のバス停でたまに見かける便利屋のベンチ。市内でたまに見かけませんか。
町中華の看板。下段中央のレゲラーとんかつ。レゲラー!この表記は初めて目にした。中華だけど下町言葉っぽさもある。
あとは上段に並ぶ、グッドランチ(おすすめ)とベストランチ。どちらが良品なのか。
英語を信じるならベストが一番のはずだけれども、ベストを超えるグッド(おすすめ)ってなんだろう。
あ、いや、好きな方を選べばいいだけの話だけれど。
それからね、むかし九州にあったウィズンって弁当屋の「のりタルDX弁当」ってのが、私は好きだったね。
好き過ぎて弁当の蓋に貼ってある丸いシールを、授業ノートに貼って集めてた。「特」とかそんなんじゃないの。デラックス。
あとウィズンはタルタルソースが自家製で美味しく、常温保存品には無い、玉ねぎ感が伝わる美味しさで……って脱線しましたね。
おまわりさんはサイキッカー。
背負うものが重い。
生麦の住宅街。気付けば私は夕方の住宅街にほどよく吸い込まれていた。
色・カタチ・電線・ゆるやかな上り坂とカーブ。
真っ直ぐな道は爽快だけれども、カーブで先が少し見えない道というのもまたいいもんで、その先見たさが歩きたい欲をそそってくる。
でも歩き続けていたら、国道1号線に突き当たったので、駅へ引き返そう。
あっ!
このカーブミラー、メッチャパリピ。
ゆるやかな坂を下って、後ろを振り返ると、少し不穏な立ち木が見えた。
煙のようにも見える立ち木は、気が付くとどこかの宙を舞っていそうだ。
ボーナスショット
そしてここから下は日没後のボーナスショット。要は酔っぱらいながら撮影した写真たち。
炎の炭火焼き。「火」がいくつあるのだろう。火の手が上がり過ぎ。
アルファベットのKと見せかけて、バタフライ泳法をしていたらプールの壁に頭をぶつけた人の絵かもしれない。
往路で見つけた例の建物。
町中華・串焼屋・立ち飲み屋と並ぶ中で、一番の老舗に見えた真ん中の串焼屋さんに入っていっぱいひっかけてた。
扉を開けると赤いL字のカウンターがあった。内部から少し不思議なつくり。
そして串焼き片手に、気になっていたこの建物の事も聞いてみた。
この建物は戦後、ある土建屋さんが建てたもので、手前から土建屋の社長室・事務所・職人の詰め所として使われていたと聞いた。
つまりこの串焼屋は土建屋の元事務所スペースという事か。そして今私は時空を超えて背徳のオフィス飲酒を行っている。
また他にも生麦の事を色々聞きつつ、肝心の焼き鳥も美味しかった。
私のおススメはぼんじりと手羽!
枯れてる。
割れてる。
そして例のワニ。
あと生麦の不思議な所として、駅周辺に歯医者がやたらと多い。
駅の西口には、歯医者を一軒挟んでまた歯医者。という並びがあり、東口には「右の建物とお間違えないようお願い致します」という注意書きを出す歯医者もあった。歯医者の入ったビルが隣あっているのだ。 そしてふみきりすぐには冒頭でも紹介した、ふみきり歯科。 歯医者選びたい放題。
生麦に歯医者が多い理由。町の飲み屋では「鶴見大学の歯学部が近くにあるからではないか」という説を聞いた。鶴見の大学を出た歯科医がこの辺りに居つく、ありうる話だ。実際どうかは知らないけれど。
またふみきりの前に戻ってきました。
生麦駅。楽しかったな。また来ようかな。