たまプラーザを散歩しました

  • 更新日: 2016/04/11

たまプラーザを散歩しましたのアイキャッチ画像

たまプラーザは丘です。


今日は、田園都市線、たまプラーザにきております。



たまプラ。郊外のニュータウンとして名前が売れてるんで、俺みたいなもんが説明することも無いんですけども。
ちなみに「たまプラーザ」という住所は無いです。あったら「ー」が入る住所いいな思ったんですけど残念ながら無いです。代わりといってはなんですが、住所は「美しが丘」です。うつくしがおか! ヒョー。思い切ったねえ。醜い者は一体どこに住めばいいんだ。世界の平衡を保つために反動で「醜いが谷」が隣に出来ないとおかしい。そしたら俺は醜いが谷で卑猥な形の野菜を専門で育てる農家を営みます。

まあまあ話戻しますと、バブル時代の地価上昇率で美しが丘は全国一位になったこともあるそうで、そういう意味では東急が推進した多摩田園都市計画において最も成功したエリアだと思います。
ただねえ、このエリア、ちょっと前までは、んー? まあいい場所だけどもさ、高すぎない? っていう感じだったんです。開発当時は、綿密な都市計画によって生まれた郊外の閑静な住宅街っていうコンセプトはものすごく新しかったんでしょうけど、きょうび、小奇麗でプチハイソな住宅街ってわりとどこにもありますよね。駅周辺が便利かって言われたらまあ便利は便利ですけど、大きいのは東急デパートとヨーカドーがあるくらいで、肩透かしを食らう。
もともと横浜市営地下鉄をここに接続して横浜へ行けるようにする目論見だったそうなんですけどその機能はあざみ野に持ってかれちゃいましたし、たまプラーザってこれからどうするんだろうな、みたいな、そんな時代がありました。

それが一変するのが2010年の「たまプラーザテラス」の開業でして、駅直結、139の専門店が入ったショッピングモールができましたドーン!







これ平日午前だからこんなんですけど、休日は大体子連れのファミリーでごった返してますからね。たまプラーザに来る理由が出来た感がある。
このエリアだけ見ると、少子化とか都市伝説ですよ。美しが丘の美しい泉みたいなところから、子供がポコポコ湧き出てきているのではないかと推測します。
あと広い公園の多さ。







ね。

さて、そんなたまプラーザですが、実は、ローカルな商店街もわりと頑張ってるんですよ。







開発されたのが昭和後期なので商店街の歴史は浅いのですが、おっ、って思う店は結構あります。
あと、今日は行かないですけど、住宅街に突然バルがあったりワインバーがあって、実は名店、みたいなパターンはわりとあるんですよね。

そんな感じで、たまプラーザ、スタートです。

たまプラーザ駅前



降りましたけど。駅舎がモールを兼ねているのででかい。
「たま」は多摩丘陵のことで、たまプラーザは丘の街です。



丘に突っ込む田園都市線。
ちなみに多摩丘陵って実に広い丘陵地でして、東京の町田や多摩市の多摩や多摩センターもそうなんですよね。八王子もそうか。
しかも、多摩丘陵を突っ切る電車が無いため(横浜線がちょっとだけ近いのかなあ?)、多摩丘陵上の都市同士の接続がむちゃくちゃ悪い。一旦都心を経由するか大回りしないと行けない感じなんですよね。
なので、いろいろ散歩してると、全然関係ないエリアに来たつもりが「あれっ? ここも多摩丘陵なの?」みたいなことがよくあります。



駅前の商店街は桜並木です。
左側にあるのが東急デパート本館、その奥がヨーカドー。ヨーカドーは住みやすさレベルがあがるやつです。



こういう野菜の直売所もある。醜いが谷で育てた卑猥な形の野菜もここで売って貰えるだろうか。




たけのこ、と書かれたA4。




おいしいかどうかは消費者が決める。




撃ち慣れていそうな銀行員。元傭兵とかでしょうか。


たまプラーザ中央商店街



この奥に「美しが丘公園」がありまして、公園通りとも呼ばれています。
ここは感じのいい商店街ですよ。



こういうパン屋もあれば、





たこ焼き、居酒屋、寿司屋などもある感じの。



あとこういう横丁的な路地があって、



金妻のたまプラじゃないたまプラがあったりします。いいよいいよ〜。



いちご大福のアピールがすごい。今日は定休日で残念。




ちょっと道外れると住宅街。
このあたりは一戸建てじゃなくて、低階層のマンションが多そう。この辺住みやすくていいんじゃないの。




いろんな植物が植えてある。うめ、あじさい、しまとねりこ。




しばらく行ってもうめ、あじさい、しまとねりこの繰り返しだった。そういう数列だった。




いい感じの喫茶店。砂塚珈琲店。



隣では豆も売ってる。
ちょっと入ってみます。





良さ。イキった感じの古さでもなく、ほんと素朴なお店。スタバ的なのだけじゃなくて、こういうのもたまプラにはちゃんとある。




横書きで、上がっていくのって、すごく違和感があるなあ。
日本語が横書き文化じゃないってのもあるかもしれない。英語圏でもこういう気持ちあるんだろうか。




郵便局長が言うことだろうか。




公園前のCAVOLLO CAFE。テラス席もあって、公園ついでのママさんとか、リタイアしてそうな初老の夫婦とかが多い。たまプラーザは今日も平和です。


美しが丘公園



そうこうしているうちに美しが丘公園に着きました。
美しい者しか入れない公園。醜い者はいったいどこで遊べばいいのか。



ご安心ください。なんかこのへん土地が余ってそうなんで私がここに「醜いが谷公園」を作ります。クラウドファンディングでパトロンを募集します。みんな寄付してね〜。




しかしいい公園です。美しい家族しか居ません。




あとここ、ロケットハウスっていう屋内施設がありまして、



雨の日でも遊べます。最高だな。




ちなみにここ、広域避難場所になっているのですが、



こいつらは絶対意味分かってない。「広すぎてわかんねえや!」みたいな顔をしている。




グラウンドもあるんですよ。美しが丘公園。




おばちゃん(おばあちゃんも混じっていそう)たちがガチのソフトボールをやってました。球速もすごい。




グラウンド脇には石も完備されています。試合の結果に納得いかなかったときにこの石を使って乱闘が始まります。
たまプラはおばちゃんも元気。




美しが丘公園の周りは団地群です。たまプラーザ団地。築年が1960年代だったりするんですけど、たまプラではかなりお手頃の物件です。


ユリノキ通り



さて、こちらも別の商店街です。ユリノキ通り。ゆるーくお店や病院とかがあります。
意外と商業エリアが多い。まあ、歴史的な理由でらっしゃいらっしゃい感は無いので、そこまで求められてもアレなんですけども。



こども110番の歯医者さん。変質者怖い VS 歯医者怖い のせめぎあい感。




これを見て初めて気づいたんですけど、一般的な幼児の施設はなぜかみんな動物推しで、動物じゃないとめっちゃ違和感ある。



赤ちゃんと赤とんぼのコラボは初めて見たかもしれない。赤つながりなのかな?




熊が居るおかげで、歯の大きさが際立ちます。




ヨーカドーの裏あたりに来ました。ここはおそらくこの辺りの住みやすさの源泉。


たまプラーザ駅前通り商店会



ヨーカドーの裏あたりから、たまプラーザ駅前通り商店会が続いてます。
駅から一本奥まってるので、駅前通り?? って思うんですけど、これなんか理由ありそうだなー。




ゲートすぐのラ・ベルコリーヌはめっちゃ旨い。パン激戦区のここいらで名前が挙がるお店です。イートインもあるので行くべき。




この商店街にはコープもある。




二階の窓のとこ最高じゃない? フラワーながい。




あとは、焼肉屋さんや、



八百屋さんもあります。あれ、この商店街が一番なんでもある気がする。




忘れそうな位置に看板がある。




あれ、こっちにも砂塚珈琲店がある。調べたところ、こちらが一号店だそう。
言われてみればこっちのほうが風格ある。
ソフトクリームが旨くて有名らしい。




その隣は「鬼熊」っていう怖い名前の居酒屋なんですけど、



手作りポストがめちゃくちゃ可愛い。

まあ、そんな感じの、多分いちばん普段使いできそうな商店街でした。


たまプラーザ駅の南側

今度は南側をちょっと冷やかしにいこうかと思います。



こっちは、大きめのマンションが駅に隣接してる。



食パン専門店って最近増えたよね。ここは「生食パン」を売りにする乃が美。
わたくしここけっこう好きです。食パン好きじゃないんですけど、なんだろ、これは食パンじゃないもん食ってるみたいでいい。今日はやってなかった。




なんかママさんが使いそうなお高そうなカフェや、



森に覆われし謎の焼肉屋などがあります。
このあたりがたまプラっぽさなのかしら。




トルバドール。ここは1000円超えするハンバーガーがあって、マック脳の我々はハンバーガーに1000円も出せるかよ! と思うのですが、料理としてのハンバーガーが出てくるので「ああ……うまいよね……」と反論する気を無くす、いいお店です。

南口は商業エリアではないのですが、こんな感じでぽつぽつお店があって、地力で客引っ張ってこれてます的なお店が多い気がする。
撮り忘れたけど「うかい亭」がやってるケーキ屋とかも、住宅と会社?の間にぽつんとあります。




あと、でっかいケーズデンキが突然あります。




そしてこの辺りのパイロンが何故かむちゃくちゃでかい。
パイロンの天敵が居ないからでしょうか。




神奈川のはずですけど、東京組の陣がありました。




そして、ちょっといくと、綺麗な区画の住宅街。このあたりは比較的新しめのエリアなのかなあ。




あざみ野のほうに向かって、わりと急な坂。たまプラの"丘さ"がよく分かる。



ちなみに、ここらでどこが一番高いんだろう、と思ってちょっと頂上を探しまわったんですけど、



ここでした。新石川公園のあたり。



はるか遠くに丹沢山系が見える。見晴らしがいい。
そしてこの公園の高低差すごい。




その高低差を利用したすべり台があるのですごい。
しかもこれ、女優の紺野美沙子さんがクイズ番組で獲得した賞金で寄付したやつらしいですよ。



多摩丘陵を滑り降りるって考えると、ものすごく胸熱なすべり台。

さて、散歩続けます。


國學院大學前の桜の話



さて、たまプラーザ駅の南西に國學院大學があるんですけど、



國學院大學はわりと谷に存在していまして、めっちゃ谷! なんですけど、谷底に、分かりますかね、桜です。




國學院大學のグラウンド脇から、こんな感じで桜並木が続いてるんです。道幅が狭いから、桜が近くて最高。






でね、谷底の道、このくねり。ははーん。ってなるじゃないですか。
このあたりの古地図が無いのでちょっと分からないんですけども、ここ、谷川だったんだろうなあと思います。




これもさ、川のほとりの地蔵だったんじゃないかなあ。



ほっかむりしてる。愛されてる。



一人一個ずつ湯のみがある。愛されてる。




これはなんだろうな。誰かがいたずらで置いた気がしなくもないけど、時期が経つと経緯が分からなくなって片付けるに片付けられず、みたいなのありそう。祟りがあっても嫌だし。



こちらは青面金剛。庚申信仰の神様なのですが、



下に扉があるの気になるな。5兆円くらい入ってないかなー。




あ、そうそう、この桜道は川なんじゃないかっていう話。
県道13号を越えるとそれが確信に変わりまして、ここで開渠になります。



ちなみに、この流れは早渕川に合流してます。
川の名前、何だったんだろうな。こういうの見ると、千と千尋の神隠しのハクを思い出す。

綺麗な感じで川の合流地点見つけたので、今日はここで散歩終わります。


雑感

たまプラーザね。あ、先に言っておくと、僕、ニュータウンも住みやすさの軸においては好きなんですよ。だって、もしニュータウンの住み心地が昔の街に負けてたら、学問の敗北じゃないですか。ノスタルジックな感情とは別に、街の良さってのはある。

街を論じるとき、ニュータウンって悪者にされがちなんですよね。これって生活しやすさに特化したニュータウン全部に言えることですが、土地の持つ文化が無い、未知との遭遇が無い、という批判をよく受けます。
ただそれって、安全性とか匿名性の裏返しだったりするわけで。たとえば自分の安心や居場所とかについて、え〜そういうの考えるのめんどくさいな〜どっかにお任せしたいな〜、という気持ちがあるなら、ニュータウンって魅力的な選択肢かなと思ってます。

その中でも、たまプラ、実は私ニュータウンの中でも好きな街の一つです。ここは住宅街だけじゃなくて、ちゃんと楽しめる街として、完成度高いなーと。
そんなわけで、たまプラーザでした。またねー。



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ヤスノリ

街の歪み研究家。1年に100駅以上降りる。駅を制覇する系のアプリは本気出せば結構なとこまでいくと思うのだけど、毎回起動を忘れる。

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