川口神社で大歳祭(おかめ市)は本当にあったのか

  • 更新日: 2017/12/28

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なさそう




おはようございます。
本日は、2017年12月16日早朝です。
埼玉県川口市にある、川口神社に来ております。

ここで、昨日 12月15日に大歳祭(通称おかめ市)というお祭りがあったと聞いてやってきました。

しかし、本当に祭りなんてあったんでしょうか。

写真を見て下さいよ。この静謐なムード!
屋台の気配が一切ありません。
しかし、川口神社氏子会が発行している『うぶすな』という雑誌の2005年春・夏号(第40号)には、「約五百店」が出店とあります。

これが事実なら、五百もの店が一晩の内に完璧に撤収したってことですよ?
ちょっと考えづらくないですかね。

境内にある残り香から、祭りの有無を検証してみましょう。



これは、電飾用のコードですね。
祭りに使ったのかもしれませんが、断定はできません。



なぜなら周りの民家や…



道路にも同じコードが散見されたからです。
川口市自体が、電飾コードで町興ししている可能性があります。



仮設トイレか。
祭りで人が増えるからでしょうか。
「便所」って立て札がぶっきらぼうでいい。



手水の作法が図で書いてあるの親切ですね。
子供や外国人にも分かりやすい。



氷ねえ。
確かに、屋台で飲み物とか冷やすのに使ってそうだけども。
決定的ではないですね。



シャボン玉の吹く奴だ。
祭りがあったとすれば、子供用の景品か何かだったんですかね。
ただ、祭りの証拠としては弱い。



本格的に境内に入ってみました。

いやあ、これは祭りなかったでしょう。
うん、ない!
初めてですよ、こんなに祭りの息吹きみたいなのを感じないのは。

証拠不十分につき、記事はここでおしまい!!!
帰ろ帰ろ!!!!!





すみません、ありました。

大歳祭は、川口市内の神社三箇所で師走に行われるお祭りです。
川口神社は12月15日、飯塚氷川神社は12月19日、鳩ヶ谷氷川神社は12月23日と日程固定です。
曜日によって日程が変わるところもある中、けっこう珍しいかもしれません。

川口神社では、境内及び周辺道路に露店が立ち並ぶようです。
だから、神社の外にも電飾コードがあったんですね。

歴史は古く、明治以前から市民による自然発生的な行事として続いてきました。
今はさすがに誰かが管理しないとまずいということで、平成12年からは市長や宮司さんから成る、「おかめ市実行委員」主催ということになっています。



じゃあ本当に撤収がめちゃくちゃ手際いいってことか。
すごいなあ。



祭りに全パワーをぶつける気だ。
強豪の運動部が、大会前に敢えて練習を休む感じに似ている。



何のブースだろう。
色がやけに地味ですね。



ホットカーペットが敷いてありました。
こういうのの上で落語とかやったら、あったかくて便利そうですね。
伝統とかよく理解せず言ってます。

真面目な話をすると、多分ここで縁起物とか売っていたんでしょう。
おかめ市の名物として、「かっこめ」という熊手のようなお守りがあります。
「かっこめ(福をかきこむという意味)」(『広報かわぐち 2016年12月号』2016)ということらしいです。



そうそうこれこれ!
これが、かっこめです。

で、何で木に引っかかってんの?
どういう状況でそうなったの?



だからどうやったらそうなるんだよ。



簡素なお守りが落ちていました。
長寿を願うものですね。



こちらは開運のお守り。



商売繁盛のお札。
寿といい開運といい、叶えてくれる範囲が手広い。



ミニしめ縄だ。
ちょっとかわいい。



横にスライドさせて、粒状のガム的な奴をちびちび出すフタですね。
名前あるんですかねこれ。
何を食べたかは覚えていないのに、このスライドシステムだけ鮮明に覚えています。



プラスチックと割り箸。
微妙に残っている紅しょうがから、焼きそばと判断します。



金色のモール。
装飾に使われたのでしょう。



これも装飾っぽいです。



ワンカップの焼酎とタバコ。
おやじがいた証拠です。
「嫌なおやじ」というタイトルで紙芝居を作るとしたら、「むかーしむかしあるところに、嫌なおやじがおりました」のところに、この写真を使いたいです。



ただの棒切れなのに、ちょっと先っぽを紅く塗るだけで縁起よく見えてきます。
魔法か?



縁起物の一部でしょうか。
鳳凰的な奴みたいですが、首の部分が細いからもげていますね。

私が子供の頃に持っていた機関車トーマスシリーズの首が細い奴も、すぐもげましたからね。
人生は首がもげてばかり。



小判ですね。
絶対偽物なのに、見つけると「おっ」ってなります。
拾萬両なんちゃらと書いてあります。



百億両なんちゃらの小判も見つけました。
インフレが激しいな。



ラムネのビー玉でしょうか。
探せばどっかにラムネもありそうです。
でも、どうやったらビー玉だけになるんですかね。



花なのは分かりますが、何の花か分からないです。
私、花の種類って一種類も知らないかもしれません。



ラムネありましたね。
右上に写っているのは、唐揚げですかね。
だとしたら最高の組み合わせで食べていますね。



木の間におもちゃがありました。
プーさんとプリパラ。
子供の心をがっちり掴むキャラチョイスをしています。



みかんの兄弟。



出たな、電球ソーダ!
日比谷公園の復習問題ですね。



これ、複数落ちていたのですが、何なのか謎なんですよね。



うひょー!!でかい氷だー!!!
テンション上がるぅ。



へー、練り飴なんて売ってたんですね。
いいですねいいですね。
色から考えて、いちご味かあんず味と見ました。

食べきる前に子供が飽きてしまって、親が仕方なく紙で包んだものの、落としてしまった感じでしょうか。



盛大にこぼされた甘酒。
神社といったら甘酒なイメージはあります。



白いビニールのロープを使った形跡です。
あれ、めちゃめちゃ使えますもんね。
祭りを支える影の有能ツール。



取り外し忘れた電球が、一つだけ点いていました。
これ、祭りの当日だったら、全部光ってるんですよね?
想像できないなあ。

まとめ

以上です。
今回ばかりは祭りの手がかりがないかと思うくらい、余韻を消すのが上手でした。
運営がいいんですかね。

市と連携した青少年育成委員会というところが、当日の街頭指導なども行っていたようです。
やはりしっかりしています。

祭りの内容としては、縁起物やおもちゃ、食べ物のバリエーションを感じました。
電球ソーダもありましたしね。
これが後2回もあるなんて、川口市民はたまらないですね。

ではまた。

参考資料

『うぶすな 1988年春・夏号(第6号)』1988 川口神社氏子会
『うぶすな 2001年春・夏号(第32号)』2001 川口神社氏子会
『うぶすな 2005年春・夏号(第40号)』2005 川口神社氏子会
『広報かわぐち 2016年12月号』2016 川口市役所広報課
『平成29年度 川口市の青少年対策』2017 川口市青少年保護育成本部



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