北区の3公園で「ふるさと北区区民まつり」は本当にあったのか?

  • 更新日: 2017/10/24

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朝日に照らされるパイロン

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おはようございます。都です。
本日は、10月9日、月曜日の早朝です。
京浜東北線中里駅からすぐの滝野川公園に来ております。




10月7日と8日に、こちらでふるさと北区区民まつりというお祭りがあったと聞きました。

今回の祭りですが、なんと滝野川会場、飛鳥山会場、赤羽会場の3箇所で行ったみたいなんです。
隣接した会場ならともかく、1駅ずつくらい離れてるんです。
そんなことってありますか?
俄かには信じがたいですよね。

そこで私が、実際に現場を見て、祭りがあったのか確かめたいと思います。



公園の管理事務所がありました。
このブルーシートと奥に見えるダンボールは、祭りで使ったんでしょうか。
いやいや、そんな訳ないか。



茂みにかき氷のカップが。
むむむ。



色とりどりのテント。
普段からこんなものが建っているんでしょうか。
それとも、まさか祭りが?



舞台?
舞台がこの近くにあるというのか?



あった!
めちゃくちゃありました、舞台もふるさと北区区民まつりも。

ふるさと北区区民まつりは、「区内産業と文化の振興、ふるさと北区の実現を目指して昭和59年から毎年秋に開催」(『北区HP』参照)されています。
2017年の今年は、第34回でした。
主催は北区の自治体で、多数のボランティアが活躍する、本当に地域で生み出している祭りです。

では、どんな祭りだったのか見ていきましょう。



かき氷カップ。まあ定番ですね。



私服警官いたんだ。
制服の警察で祭りの雰囲気を壊したくないけど、治安は維持したいというバランスなんでしょうか。



んー、しゃぼん液のキャップに見えます。
あってもおかしくない。



これは、スーパーボール系の景品を入れるビニールですね。
手提げ袋みたいに持つと自動的に袋の口が閉まって、注意力散漫な幼児でも景品を落とさずに運べます。



クマモン。人気が根強いな。
帯状の部分でわっかを作り、額に付けるような形状ですね。
クマモンのティアラ。



ハートの書いてあるキャップ。
たくさん兄弟のいる女の子が、自分のだって分かるようにマーキングしたんですかね。



子供の靴下だ。汚れがすごい。



風船の残骸ですね。
ヒモタイプではなく、スティックタイプだったことまで分かる貴重な資料です。



黄色と白のテントに、黄色と白のテーブル。
色の統一感が気持ちいい。



誰かが綾鷹を紙コップで飲んだらしい。
祭り特有のジュース類の誘惑に、全然惑わされていない。



プラスチックのパック。
たこ焼きや焼きそばにしては綺麗すぎるんですよね。
何が入っていたのか、謎が深まります。



ラムネとビールと、ケチャップのついた何か(フランクフルト?)。
満喫してるなあ。



バナナの一部。
バナナチョコを上から食べてって下半分が重みで落ちるのはよくありますが、
途中の部分が落ちるってどういうことなんだろう。



子供サイズのジーンズ。
さっきの靴下の子と同じかなあ。
脱ぎたがりの子がいるのかなあ。



子供の作ったらしき謎のオブジェ。
装飾の豊富さと細かさから女の子かなあと推測します。



テントの結び。
けっこう複雑な結び方してない?



投げ出された千羽鶴。
一晩経ってご利益がスカスカに抜けてる。

そろそろ次に行きましょうか。




京浜東北線王子駅近くの飛鳥山公園に来ました。
飛鳥山は、桜の名所で有名ですね。
1720年と21年に徳川吉宗が、合計1270本ほど桜を植樹したことがきっかけとなっています。
紀伊藩出身の吉宗は、紀伊国飛鳥明神と縁のある飛鳥山に愛着があったようです。

因みに、先述の滝野川公園は紅葉が有名で、北区だけで春と秋の両方が楽しめます。
ダブルチャンス。



祭りで必要な電力を供給する電源機ですね。
提灯の明かりやステージの電気を賄っています。



岩肌にコード。
早朝の光も相俟って神聖な感じがしました。



紙類のビニール袋です。
よく見るとシュレッダーにかけられていて、気を配っていることが分かります。



飛鳥山公園の特設ステージです。
地域の中学校の吹奏楽演奏や、市民有志のダンスや演技が見れたようです。



演目表が残っていました。
14:50からの「AKB'z」、嫌な予感しかしませんね。



かき氷カップ。
滝野川公園のものとはデザインが違います。
役員と蜜月の一社が独占しているとかじゃなくてよかった。



撤収風景。
カラーコーンや垂れ幕が種類ごとにまとめられ、ポールは数本ごとに縛ってある。
きちんとしてますね。



ゴミ類は、飛鳥山公園敷地内にある旧渋澤邸に一時避難させてありました。
「日本資本主義の父」とされる渋澤栄一が、かつて住んでいた邸宅です。
過去には、元アメリカ大統領のグラントや蒋介石といった大物達も招待されたといいます。

余談ですが同公園内にある紙の博物館は、渋澤が設立した王子製紙という会社が元になっています。
知識が増えますねえ。



わーい!便利椅子だ。
これで飲み物を安心して置けるぞ!

飛鳥山公園は全体的に片づけが進んでいましたね。
最後の公園へ行きましょう。




最後は、京浜東北線赤羽駅が最寄りの赤羽公園に来ました。
露骨に祭り用のテントがあります。
しかも、赤ブースと緑ブースみたいに、色分けを几帳面にしていますね。
私だったらぐちゃぐちゃにやっていたところです。



ここも概ね撤収作業が完了しています。
ただ、様子が知りたいので、しつこく見てみましょう。



業者の人の字です。
祭りの用具をリースしてくれる業者ですかね。
字の丸みは女性っぽくて、「ふ」の書き方がやや古い感じ印象なので、おばちゃんの事務員でしょうか。
この推理けっこう自信あります。



飲み干した缶の量がすごい。
横の山本と書かれた吸殻入れのようなものも気になります。



ミミィちゃんとキティちゃんの絵が落ちていました。
ガムテープの感じからして、どこかに貼っていたんでしょう。
お絵かきのコーナーだったのか。

子供が描いたようにも見えますが、塗りのはみ出しがほとんどないことや、
服やリボンのディテール、リボンの位置の正確さ(ミミィちゃんのリボンは必ず右耳で、キティちゃんのリボンは必ず左耳)
を見ると、大人が描いた線も捨て切れない微妙なラインの絵です。



テント用の重りが一箇所に集められていました。
山王スペース&レンタルという業者なんですね。
スラムダンクの読みすぎで、バスケが強そうだと思ってしまいます。



子供用の涎掛けですかね。
滝野川公園でも子供の遺失物があったので、ふるさと北区区民祭りはファミリー層が多めなのかもしれません。



こちらの公園は、テントの中にゴミを一時保管しているようです。
覗いてみましょう。



あっ!飛鳥山公園でも見たかき氷のカップ!
ここの2つは同じメーカーのを使ってるんですね。


まとめ

いやあ、今回も祭りありましたね。
三箇所で同時で開催するなんてファンキーです。
それぞれの会場の特徴を掴むのに、何回か足を運ぶ必要がありそうですね。

区民の方は、実際どう思ってるんですかね。
北区景観百選ガイドブックに区民の感想が書いてあるので、引用してみましょう。

「毎年、家族みんなで楽しく参加していますが、とても2日間では回りきれないので、
どこに行こうかいつも悩んでしまいます(会社員:王子2丁目在住:30代男性)」

区民も掴みきれてない!
でもまあ、楽しいなら何よりです。

参考資料(URLは、最終確認2017/10/10)
『北区HP』http://www.city.kita.tokyo.jp/index.html
『飛鳥山公園』1998 北区建設部河川公園課
『北区百景ガイドブック』1999 北区都市整備部都市整備計画担当課
『北区飛鳥山博物館常設展示案内』2011 東京都北区教育委員会
『目で見る北区の100年』2013 郷土出版社



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