若林公園で「せたがやふるさと区民まつり」は本当にあったのか?

  • 更新日: 2017/08/24

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あったのか。

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おはようございます。都です。
今日は8月7日、月曜日。早朝です。

こちらの松陰神社前駅近くの若林公園で、
8月5日、6日とせたがやふるさと区民まつりが行われたと聞いて来ました。

しかし、本当に祭りなんてあったのでしょうか。
実はこの街、若林公園に隣接した松陰神社でも、全く同じ日程で「松陰夏祭り」という別の祭りが開催されていたようなんです。

祭りに祭りをぶつけますか普通?
ちょっと考えにくいですよね。
実際に現場へ赴いて、若林公園で祭りが行われたのか検証してみたいと思います。



ほら、松陰夏祭りの証拠が早くも!
じゃあもう若林公園での祭りはないでしょう。
同時に開催する意味が分からないですもん。



松陰神社に着きました。
ここの松陰とは、もちろん吉田松陰のことです。

さあ、いよいよ若林公園に足を踏み入れましょう。



むむ、ブルーシート。
祭りの後か、ホームレスの寝床か、どちらかですね。



サーキュレーターが置いてありました。
祭りのときに人が多くて蒸すから用意したのでしょうか。
かなり用意がいいですね。
祭りがあるとすればの話しですけど。



んんん?
このテントの数はまさか…。
いやいや、さすがに隣同士で祭りなんてやらないでしょう。



ボーイスカウトとガールスカウトが隣り合っていた形跡。
思春期だからお互いドギマギしたかもしれませんね。



でた、祭りの後特有のビニール袋の接合部。
認めたくありませんが、祭りのあったことが濃厚になってきました。



わあああああったあああ。
決定打が出てしまいましたね。
疑ってすみません。祭り、ありました。

せたがやふるさと区民まつりは、1978年から行われているお祭りです。
世田谷区民まつり実行委員会というものを専用に立ち上げ、運営に力が入っています。
第20回、第30回には記念誌も発行されました。
今回は第40回ということで、運よく節目に立ち会うことが出来ました。

では、公園へ入ってみましょう。



遊具をがっちり養生している。
祭りに興奮した子供が転落しないように配慮してありますね。



運営本部の横に自由遊びコーナー。
萎縮しちゃって自由に遊べないだろうなあ。



養生。



消防団のうちわですね。
花火の数が控えめで、すっきりとしたデザインになっています。



草笛のブース。
これは、第25回から始まった昔あそびコーナーの一角と思われます。



養生。
このガチガチっぷりは、昨日今日培われたものじゃないですね。
長いノウハウの積み重ねを感じます。
ポールの色とパイロンの色を揃えてあるのが気持ちいい。



ま、魔物か?
養生の果てに、とんでもない化け物を誕生させてしまったかもしれない。



出店者専用の洗い場。
しっかりしてるなあ。



完全なゴミ置き場でそんなのやらないでくれよ。



こういう各地方からの出店も30~40ほどあったようです。
ふるさと物産展というコーナーですね。

意外にもこのコーナー、区民にめちゃくちゃ人気があるらしいです。
第30回の来場者アンケートでは、「楽しみなもの・良かったもの」の項目(複数回答)で61.4%もの支持を獲得しています。
夏川りみのフィナーレコンサートは19.9%、ゲキレンジャーショーが14.6%なことを考えると、いかにすごいかが分かります。



出店者が搬入・搬出のために通ったらしき轍。
こういうのがたまらんと思うようになったら、終わりです。



売り切れ御礼。
こういうメッセージを手書きで残せる商売感覚の人なら、さぞ繁盛したんだろうなあと思います。



仮設トイレまである!
区が本格的に絡むと、やはり設備が充実しますねえ。



業務用の、冷やしておくやつ。
クレープ?漬物?何を冷やすかは君次第だ!



臨場感がすごい。
仕事だからとかじゃなくて、完全に自分ごととして感情移入して書いてる。



やだよお。
終わらないでくれよお。



文字の間隔すら養生していく。



区役所の方にも会場があるらしいので、行ってみましょうか。



ほー。



こういうパイプ椅子の色や規格がきっちり揃ってるってすごい。
大体、無計画に買い足したりするから、茶色とか黒とかバラバラになるのに。
世田谷区はきっちりしてますねえ。



ここが、せたがやふるさと区民祭りの総本山かあ。
「i」はおそらくインフォメーションセンターってことで、
泣いてる子どものアイコンは、迷子相談ってことなんでしょう。
パッと見で分かりやすくしてくれてます。



わあ、町内のソフトボール大会とかで見るお茶のサーバー!
子供の頃はチョロチョロ出るのがじれったかったけど、
今考えると、がぶ飲みを防止できて良かったのかもしれない。



世田谷は「馬事公苑界わい」まちの魅力向上構想という計画と連動して、馬を推しているみたいです。
そういえば、案内図などの看板にも馬のキャラクターが登場していましたね。

※馬事公苑とは、馬事振興、競馬騎手養成などを行う目的で開発された公園のような施設です。
場所は、用賀~桜新町辺りなのですが、松陰神社前もざっくりと「界隈」に入るのでしょう。
2017年現在は閉鎖中ですが、2020年にはオリンピック・パラリンピックで行う馬術競技の会場になるようです。



唐揚げ棒系と思われる串。
馬肉じゃなければいいのですが。



かき氷のスプーンですね。
やっぱ定番は外せませんからね。



アクアブレイズガン?
水鉄砲をかっこよく言おうとすると、こうなるんですね。



ステージの協賛、信用金庫2つと中央にサミット。
磐石です。

まとめ

以上です。
しっかりとした運営ノウハウの蓄積が見られ、熱量も伝わってきました。
今年から会場が馬事公苑から若林公園に移ったことで、規模は縮小したようですが、
区民全体で盛り上げていって欲しいですね。

参考資料
『ふるさと区民まつり 公式HP』http://www.setagaya-hkm.com/(最終確認2017/08/15)
『ふるさと区民まつりの20年』世田谷区民まつり実行委員会 1998
『30回記念 ふるさと区民まつりの記録』 世田谷区民まつり実行委員会 2008



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