二子玉川を散歩しました
- 更新日: 2017/05/16
ショッピングだけじゃない!! やばいニコタマ!!
今日は、田園都市線、二子玉川に来ております。
ニコタマね。世田谷区の端でありながら世田谷区を代表する街の一つですけども。
ここは、2011年にライズっていう複合施設ができまして(順次オープンして2015年完全開業)、巨大モールには若いママさんがうろうろしております。
オフィスエリアには楽天の本社が移転してきて話題になりました。皆様がお使いの楽天ポイントは多摩川の綺麗な水を使って冶金されております。
さて。二子玉川の歴史は、「魅力ある郊外とは何か」に対する人類の答えの歴史、と言ってもいいような気がします。
そもそもここは大山街道の「二子の渡し」で栄えた宿場町で、玉川村にも遊郭がいくつかあったそうです。
そんな街を開発したのが東急でして、1954年に、戦前にあった玉川第二遊園地を再開して「二子玉川園」として開業、観光の目玉にします。魅力ある郊外とは、当時の解としては遊園地だったわけです。
次に、1969年に高島屋S・Cがオープンします。これは、初の郊外ショッピングセンターとして歴史的にも有名です。高島屋は今ももちろん現役で、玉川通りと厚木街道の間の賑わいは高島屋が担ってます。ここの集客力マジでバカにならなくて、田園都市線奥のニュータウンの奥様方の買い物といえばここですからね。
ただ、それからしばらくニコタマは特に何も起こりませんでした。1985年に二子玉川園が閉園して、跡地に「いぬたま」「ねこたま」っていう、ペットと一緒に入れる施設があったようです。行ったことないから知らんけども、迷走感あるな。すごい施設だったらごめんね。
んで、今回のライズですよ。実は、これも二子玉川園の跡地にあります。
ライズは、一言で言えば、とても現代的なショッピングタウンです。ライズの公式サイトにも「タウンマップ」って書いてあるんで、タウンなんですよ。街区があります。ショッピングエリアと、ビジネスエリアと、二子玉川公園。それらがシームレスに繋がっていて、開放感がすごい。
大井町線の高架下を利用したエリアとか、風景もいろいろあって飽きない。まあ、けっこう良いんですよ。今風のショッピングセンターが出来たなーっていう感じ。これが、東急の、2011年時点での答えなんだろうな。
さて、ここまでライズを持ち上げておいて大変申し訳ないのですが、これ以降、この記事ではライズについてあまり触れません。もう良いってことは分かってますので、ライズのお店がどうのこうの、みたいなのはほかのメディアにお任せしまして、サンポーでは、二子玉川の「じゃないほう」の面白さみたいなところをちょっとでも紹介できればと思っております。ライズのパンケーキ10選みたいな記事を期待されていた方は、ブラウザバックで戻っていただければ幸いでございます。パンケーキ食ってる場合じゃないんですよ。それよりも面白いとこいっぱいあんだよ! では、二子玉川、スタートです。
降りましたけども。
既にライズの中に居る感じになっています。たまプラーザもそうですけど、東急の流行りなのかな。渋谷のヒカリエ口もこんな感じよね。とにかく駅をモールで囲う。
はやくライズ抜けたいんですけど、あ、ライズ一個だけ紹介しますね。
不安定。
あ、あといっこ。
高架下の区画にこんな感じのどっしり系八百屋が入ってたりするのもライズ面白い。
さて、ライズから逃げてきました。ここは玉川通り(246号線)です。
これね。最初見たとき、ナウシカの何か? と思ったけど、高島屋です。
年季入りすぎてこんもりしてます。そのうち、ショッピングもできるけど基本は植物、みたいな感じになると思う。何言ってるか自分でもよく分かってません。どういうこと?
ちなみに高島屋のすぐ上ギリのところを首都高が走ってます。高島屋の中走らせてシャネルのドライブスルーとかどうでしょう。要らないっすか。そうですか。
あとこれぼく何回か言ってるんですけど、高島屋前のこの雑居ビルの雑居率がすごいと思う。
雑居ビル選手権みたいのあったら準決勝くらいまで行くんじゃないかしら。最上階の「着物」が強い。
あんち?
ここは玉川通りと厚木街道の中洲部分。両サイドに高島屋があるので、路上も高島屋の店内のような雰囲気です。
西のほうへ行くと玉川高島屋の呪縛は薄れ、地元の商店街が顔を出します。
ラーメン! とか言っても良い雰囲気になります。
カラオケ! とか言っても良い雰囲気になります。
変な配線が出ていても良い雰囲気になります。
さてさて、ちょっと路地に入ると、あれ? ライズと同じ駅? みたいな風景が広がってるわけですが、この先見てよ。
緑道がありまして、谷川緑道です。
これは、もともとは砧公園のほうを流れる谷戸川の下流なんだそうですが、江戸時代に六郷用水(丸子川)が横に突っ切ったせいで断絶されてしまったそう。
乱暴すぎない?
本流は暗渠になっていて、この地下にあります。下水道に使われているのだそうです。
脇にせせらぎがある。このせせらぎはただの再現で絶対に偽物なんだけど、水が流れているので、付近の住民は家の前に橋を作らないといけない。
せせらぎじゃまだなあ、と思っていそう。
暗渠3点セットも完備されています。路上園芸、動物のオブジェ、小便小僧。
谷川はまだまだ続きます。飽きた? 俺は飽きてない。
疾走できそうにない狭い緑道だけど。何か来るんだろうか。
非常用通路があって、緑道から脱出できるのですが、何の非常用だろう。
やっぱり、何か来るんだろうか。後ろから、緑道の幅と同じ幅のタイヤを持つ自転車みたいなのが。そんなのが来たら確かに横に逃げるしかない。
お、緑道が終わった。
その延長線上に堰がありまして、
野川に繋がっておりました。ヤッター。
ところで、二子玉川側からは、兵庫橋で中洲に渡れるのですが、
兵庫橋で渡れるこの川は「多摩川」ではなく「野川」です。わーい! 多摩川だ〜! って言って渡っていませんか? 野川です……
このよく見る風景も、野川なんですよ……
谷川は一旦野川に出るんだって。野川も二子玉川駅の南のあたりですぐに多摩川に合流しちゃうんですけどね。
ちなみに、兵庫橋で渡れる多摩川と野川の州は「兵庫島」と呼ばれています。ここには多摩川の水を使ってせせらぎが作られていまして、週末には川遊びをするちびっ子たちで賑わっているのですが、その名前の由来は、新田義興の家臣であるところの由良兵庫助の死体が流れ着いたからなんですって。怖い話でした。
ところで、Wikipediaでも指摘してたのですが、これってちょっと妙な話なんですよね。新田義興といえば武蔵新田でも触れましたが、ここより川下の大田区、矢口の渡しで誅殺されてしまうのでした。同じ場所で死んだ由良兵庫助の死体が大田区からずいぶん川上のここに流れ着くのって変じゃね? っていう。
そこで、新田義興の誅殺事件は「矢口の渡し」ではなくここより川上の稲城市「矢野口の渡し」なのでは? という説があるんですと。もしそうだとすると、武蔵新田が総出で盛り上げている新田神社は何なんだ、みたいな話にもなりますけど……
さて、散歩続けます。
独特な文字の割当。
癒しふれあい館だって。
500円で癒しの貸出をしているぞ!
あ、そうそう、谷川の暗渠の脇に玉川諏訪神社ってのがありまして、立派な石段あるんだけど、あれ? この場所こんなに小高い丘あったっけ、とか思うのですが、
裏から見るとからくりが分かります。
さてさて、そろそろ玉川通りと田園都市線をくぐります。2.1メートルだって。めちゃくちゃ低いぞ。
その、単語を入れ換えることがあるの?
最も危なそうな人に言われた。
あのときやめていれば……みたいな、回想シーン入りの看板。
トンネルを抜けると、突然のどか。多摩堤通りの多摩川側は、開発の手が入っていない。
ライズと下町、みたいな。
ここも。このあたりは二子新地に雰囲気が似ている。ニコタマも開発前はきっとこんな感じの住宅街だったんだと思う。
多摩堤通り沿いにある玉川東陸閘に登ると、右と左の格差がすごい。
ライズのオフィスビルを撮ったらビルのフリー素材みたいになった。
汎用的な旗。
Word レベル1。
のどかな雰囲気は東側にも続いています。ライズのラの字も無い。ただし振り向けばラの字は居ますので絶対振り向かない。
良い字。
二子玉川インですって。
Since 1965年。高島屋より古い。
南大山道道標だって。古い道ですね。高島屋より古い。
その脇に六郷用水が流れてます。ここいらは整備されて「丸子川」と呼ばれてます。
六郷用水は、江戸時代初期に作られた人口用水路。
たまにある、世田谷区のパネル。僕は「世田谷ポエム」と呼んでいます。
そうそう、六郷用水の向こう側が住宅街になっていて、ここに住むには橋をかけないといけなさそう。
各ご家庭用の橋がいっぱい。私有橋です。
駐車場としても使える。
脱皮したてのパイロンが居ました。
神社があったんですけど、
瘤のある木とかも立派なんだけど、壁がピンクで、なんでピンク……と思ったら、
Dr.コパのお祖父様の神社で、なるほど、と思いました。
丸子川にかかる稲荷橋。稲荷あるんでしょうね。
坂の上にありそう。
あった。上野毛稲荷神社。このあたりはもう上野毛。
この、キュッてしてあるやつは、古い鳥居だと思うんだけど、このキュッとまとめとく方法は一般的なんだろうか。
正しすぎる神社で困る。別に困らないけど。困る。
上野毛に向かう丘の中腹にあるから、まわりの住宅と高さが合ってないのね。それで、神社の異空間な感じが演出されてる。
さて、神社の向かいは上野毛自然公園なんですけども、階段やばい。
しかも迷路みたい。息子が最近こんな感じのドリルやってる。
坂がきつい! これ、上野毛の台地のほうへ向かっていまして、この斜面はきっと過去に多摩川が削ったやつ。そう思えばなんか楽しく登れる。
登り切ったけど、ガラーン!
もう完全に上野毛エリアで、上野毛駅は環八渡ってすぐ。
あと、残念なお知らせとしては、この公園すごく山深くて、
見晴らしが全くよくない。ライズすら見えない。
さて、そろそろ多摩川のほう行きます。
この幾何学模様は何だろう。マヤの駐車場だろうか。
突然の勧誘。
東京都公文書館があります。使ったことはないですけど「東京の橋」という展示をやってたんで今回初めて入ってみました。
写真NGなんでアレなんですけど、なんだろ、中がすっごく学校っぽくて、調べたら都立玉川高等学校の校舎を利用してるんだと。
さらに多摩川のほうに近づいてみると、二子玉川公園がありまして、ママさんと子供がキャッキャ遊んでます。
通報されそうだから撮ってないですけど、キャッキャできる空間がある、ということだけ、お伝えしたい。想像してください。
その脇に、帰真園、という日本庭園があります。中で、多摩川の源流から本流までの再現をしているそうなんだけど、扉開いてない、っていうか、これ開いてるとこ見たことないんですけど、やってるのかな。
土手にスタバがある。なんかアメリカっぽいなー。アメリカ行ったことないけど。
土手から上野毛方面を見る。あのこんもりはさっき行った自然公園。森に護られし上野毛。
多摩川。この辺は中洲がいっぱいあって、川だかなんだかよくわかんないけど多摩川。
左に見えるビル群は武蔵小杉だなー。
イベントの時だけ登れる小高い山。なんのイベントだろう。一揆とかかな。
ちなみにスタバとかあった高台の下を多摩堤通りが走っていて、四角いトンネルがかっこいい。
強風の表現。
お、このへんは、ロボットが通ることがあるんだって。実証実験が許可されているエリア。
ロボットだろうか……ヒューマンだろうか……。
みたいなこと言ってるうちに、二子玉川駅に戻ってきました。
あと、住むとなると、個人的には駅の東側、上野毛方面がお勧め。緑がいっぱいで、雰囲気も値段も落ち着いた賃貸が探せばある。
そんなこんなで、二子玉川でした。またねー。
ニコタマね。世田谷区の端でありながら世田谷区を代表する街の一つですけども。
ここは、2011年にライズっていう複合施設ができまして(順次オープンして2015年完全開業)、巨大モールには若いママさんがうろうろしております。
オフィスエリアには楽天の本社が移転してきて話題になりました。皆様がお使いの楽天ポイントは多摩川の綺麗な水を使って冶金されております。
さて。二子玉川の歴史は、「魅力ある郊外とは何か」に対する人類の答えの歴史、と言ってもいいような気がします。
そもそもここは大山街道の「二子の渡し」で栄えた宿場町で、玉川村にも遊郭がいくつかあったそうです。
そんな街を開発したのが東急でして、1954年に、戦前にあった玉川第二遊園地を再開して「二子玉川園」として開業、観光の目玉にします。魅力ある郊外とは、当時の解としては遊園地だったわけです。
次に、1969年に高島屋S・Cがオープンします。これは、初の郊外ショッピングセンターとして歴史的にも有名です。高島屋は今ももちろん現役で、玉川通りと厚木街道の間の賑わいは高島屋が担ってます。ここの集客力マジでバカにならなくて、田園都市線奥のニュータウンの奥様方の買い物といえばここですからね。
ただ、それからしばらくニコタマは特に何も起こりませんでした。1985年に二子玉川園が閉園して、跡地に「いぬたま」「ねこたま」っていう、ペットと一緒に入れる施設があったようです。行ったことないから知らんけども、迷走感あるな。すごい施設だったらごめんね。
んで、今回のライズですよ。実は、これも二子玉川園の跡地にあります。
ライズは、一言で言えば、とても現代的なショッピングタウンです。ライズの公式サイトにも「タウンマップ」って書いてあるんで、タウンなんですよ。街区があります。ショッピングエリアと、ビジネスエリアと、二子玉川公園。それらがシームレスに繋がっていて、開放感がすごい。
大井町線の高架下を利用したエリアとか、風景もいろいろあって飽きない。まあ、けっこう良いんですよ。今風のショッピングセンターが出来たなーっていう感じ。これが、東急の、2011年時点での答えなんだろうな。
さて、ここまでライズを持ち上げておいて大変申し訳ないのですが、これ以降、この記事ではライズについてあまり触れません。もう良いってことは分かってますので、ライズのお店がどうのこうの、みたいなのはほかのメディアにお任せしまして、サンポーでは、二子玉川の「じゃないほう」の面白さみたいなところをちょっとでも紹介できればと思っております。ライズのパンケーキ10選みたいな記事を期待されていた方は、ブラウザバックで戻っていただければ幸いでございます。パンケーキ食ってる場合じゃないんですよ。それよりも面白いとこいっぱいあんだよ! では、二子玉川、スタートです。
二子玉川駅前
降りましたけども。
既にライズの中に居る感じになっています。たまプラーザもそうですけど、東急の流行りなのかな。渋谷のヒカリエ口もこんな感じよね。とにかく駅をモールで囲う。
はやくライズ抜けたいんですけど、あ、ライズ一個だけ紹介しますね。
不安定。
あ、あといっこ。
高架下の区画にこんな感じのどっしり系八百屋が入ってたりするのもライズ面白い。
二子玉川駅の北側
さて、ライズから逃げてきました。ここは玉川通り(246号線)です。
これね。最初見たとき、ナウシカの何か? と思ったけど、高島屋です。
年季入りすぎてこんもりしてます。そのうち、ショッピングもできるけど基本は植物、みたいな感じになると思う。何言ってるか自分でもよく分かってません。どういうこと?
ちなみに高島屋のすぐ上ギリのところを首都高が走ってます。高島屋の中走らせてシャネルのドライブスルーとかどうでしょう。要らないっすか。そうですか。
あとこれぼく何回か言ってるんですけど、高島屋前のこの雑居ビルの雑居率がすごいと思う。
雑居ビル選手権みたいのあったら準決勝くらいまで行くんじゃないかしら。最上階の「着物」が強い。
あんち?
ここは玉川通りと厚木街道の中洲部分。両サイドに高島屋があるので、路上も高島屋の店内のような雰囲気です。
西のほうへ行くと玉川高島屋の呪縛は薄れ、地元の商店街が顔を出します。
ラーメン! とか言っても良い雰囲気になります。
カラオケ! とか言っても良い雰囲気になります。
変な配線が出ていても良い雰囲気になります。
二子玉川駅の西側、谷川緑道からの野川
さてさて、ちょっと路地に入ると、あれ? ライズと同じ駅? みたいな風景が広がってるわけですが、この先見てよ。
緑道がありまして、谷川緑道です。
これは、もともとは砧公園のほうを流れる谷戸川の下流なんだそうですが、江戸時代に六郷用水(丸子川)が横に突っ切ったせいで断絶されてしまったそう。
乱暴すぎない?
本流は暗渠になっていて、この地下にあります。下水道に使われているのだそうです。
脇にせせらぎがある。このせせらぎはただの再現で絶対に偽物なんだけど、水が流れているので、付近の住民は家の前に橋を作らないといけない。
せせらぎじゃまだなあ、と思っていそう。
暗渠3点セットも完備されています。路上園芸、動物のオブジェ、小便小僧。
谷川はまだまだ続きます。飽きた? 俺は飽きてない。
疾走できそうにない狭い緑道だけど。何か来るんだろうか。
非常用通路があって、緑道から脱出できるのですが、何の非常用だろう。
やっぱり、何か来るんだろうか。後ろから、緑道の幅と同じ幅のタイヤを持つ自転車みたいなのが。そんなのが来たら確かに横に逃げるしかない。
お、緑道が終わった。
その延長線上に堰がありまして、
野川に繋がっておりました。ヤッター。
ところで、二子玉川側からは、兵庫橋で中洲に渡れるのですが、
兵庫橋で渡れるこの川は「多摩川」ではなく「野川」です。わーい! 多摩川だ〜! って言って渡っていませんか? 野川です……
このよく見る風景も、野川なんですよ……
谷川は一旦野川に出るんだって。野川も二子玉川駅の南のあたりですぐに多摩川に合流しちゃうんですけどね。
ちなみに、兵庫橋で渡れる多摩川と野川の州は「兵庫島」と呼ばれています。ここには多摩川の水を使ってせせらぎが作られていまして、週末には川遊びをするちびっ子たちで賑わっているのですが、その名前の由来は、新田義興の家臣であるところの由良兵庫助の死体が流れ着いたからなんですって。怖い話でした。
ところで、Wikipediaでも指摘してたのですが、これってちょっと妙な話なんですよね。新田義興といえば武蔵新田でも触れましたが、ここより川下の大田区、矢口の渡しで誅殺されてしまうのでした。同じ場所で死んだ由良兵庫助の死体が大田区からずいぶん川上のここに流れ着くのって変じゃね? っていう。
そこで、新田義興の誅殺事件は「矢口の渡し」ではなくここより川上の稲城市「矢野口の渡し」なのでは? という説があるんですと。もしそうだとすると、武蔵新田が総出で盛り上げている新田神社は何なんだ、みたいな話にもなりますけど……
さて、散歩続けます。
独特な文字の割当。
癒しふれあい館だって。
500円で癒しの貸出をしているぞ!
あ、そうそう、谷川の暗渠の脇に玉川諏訪神社ってのがありまして、立派な石段あるんだけど、あれ? この場所こんなに小高い丘あったっけ、とか思うのですが、
裏から見るとからくりが分かります。
二子玉川駅の南側
さてさて、そろそろ玉川通りと田園都市線をくぐります。2.1メートルだって。めちゃくちゃ低いぞ。
その、単語を入れ換えることがあるの?
最も危なそうな人に言われた。
あのときやめていれば……みたいな、回想シーン入りの看板。
トンネルを抜けると、突然のどか。多摩堤通りの多摩川側は、開発の手が入っていない。
ライズと下町、みたいな。
ここも。このあたりは二子新地に雰囲気が似ている。ニコタマも開発前はきっとこんな感じの住宅街だったんだと思う。
多摩堤通り沿いにある玉川東陸閘に登ると、右と左の格差がすごい。
ライズのオフィスビルを撮ったらビルのフリー素材みたいになった。
汎用的な旗。
Word レベル1。
二子玉川駅の東側
のどかな雰囲気は東側にも続いています。ライズのラの字も無い。ただし振り向けばラの字は居ますので絶対振り向かない。
良い字。
二子玉川インですって。
Since 1965年。高島屋より古い。
南大山道道標だって。古い道ですね。高島屋より古い。
その脇に六郷用水が流れてます。ここいらは整備されて「丸子川」と呼ばれてます。
六郷用水は、江戸時代初期に作られた人口用水路。
たまにある、世田谷区のパネル。僕は「世田谷ポエム」と呼んでいます。
そうそう、六郷用水の向こう側が住宅街になっていて、ここに住むには橋をかけないといけなさそう。
各ご家庭用の橋がいっぱい。私有橋です。
駐車場としても使える。
脱皮したてのパイロンが居ました。
神社があったんですけど、
瘤のある木とかも立派なんだけど、壁がピンクで、なんでピンク……と思ったら、
Dr.コパのお祖父様の神社で、なるほど、と思いました。
丸子川にかかる稲荷橋。稲荷あるんでしょうね。
坂の上にありそう。
あった。上野毛稲荷神社。このあたりはもう上野毛。
この、キュッてしてあるやつは、古い鳥居だと思うんだけど、このキュッとまとめとく方法は一般的なんだろうか。
正しすぎる神社で困る。別に困らないけど。困る。
上野毛に向かう丘の中腹にあるから、まわりの住宅と高さが合ってないのね。それで、神社の異空間な感じが演出されてる。
さて、神社の向かいは上野毛自然公園なんですけども、階段やばい。
しかも迷路みたい。息子が最近こんな感じのドリルやってる。
坂がきつい! これ、上野毛の台地のほうへ向かっていまして、この斜面はきっと過去に多摩川が削ったやつ。そう思えばなんか楽しく登れる。
登り切ったけど、ガラーン!
もう完全に上野毛エリアで、上野毛駅は環八渡ってすぐ。
あと、残念なお知らせとしては、この公園すごく山深くて、
見晴らしが全くよくない。ライズすら見えない。
多摩川のほうへ行きます
さて、そろそろ多摩川のほう行きます。
この幾何学模様は何だろう。マヤの駐車場だろうか。
突然の勧誘。
東京都公文書館があります。使ったことはないですけど「東京の橋」という展示をやってたんで今回初めて入ってみました。
写真NGなんでアレなんですけど、なんだろ、中がすっごく学校っぽくて、調べたら都立玉川高等学校の校舎を利用してるんだと。
さらに多摩川のほうに近づいてみると、二子玉川公園がありまして、ママさんと子供がキャッキャ遊んでます。
通報されそうだから撮ってないですけど、キャッキャできる空間がある、ということだけ、お伝えしたい。想像してください。
その脇に、帰真園、という日本庭園があります。中で、多摩川の源流から本流までの再現をしているそうなんだけど、扉開いてない、っていうか、これ開いてるとこ見たことないんですけど、やってるのかな。
土手にスタバがある。なんかアメリカっぽいなー。アメリカ行ったことないけど。
土手から上野毛方面を見る。あのこんもりはさっき行った自然公園。森に護られし上野毛。
多摩川。この辺は中洲がいっぱいあって、川だかなんだかよくわかんないけど多摩川。
左に見えるビル群は武蔵小杉だなー。
イベントの時だけ登れる小高い山。なんのイベントだろう。一揆とかかな。
ちなみにスタバとかあった高台の下を多摩堤通りが走っていて、四角いトンネルがかっこいい。
強風の表現。
お、このへんは、ロボットが通ることがあるんだって。実証実験が許可されているエリア。
ロボットだろうか……ヒューマンだろうか……。
みたいなこと言ってるうちに、二子玉川駅に戻ってきました。
雑感
二子玉川のライズじゃないほうを歩いてみたわけですが。二子玉川自体は歴史のミルフィーユみたいな土地なので、料亭とか、紹介できなかったのもあるのでまた機会見つけてやりたい。あと、住むとなると、個人的には駅の東側、上野毛方面がお勧め。緑がいっぱいで、雰囲気も値段も落ち着いた賃貸が探せばある。
そんなこんなで、二子玉川でした。またねー。